「四季があるのは良いことだが、夏は暑くて駄目だな」 むれる。 「だからといって、何も身に纏わずに森林浴に出るのは、あまり良いこととは、思いませぬ」 一国の王が、全裸で、森林浴、などと。 「気持ちが良いぞ。そなたもやらぬか?」 むれておるだろう。 「断じて、やりませぬ。断じて、むれておりませぬ」 だから、止めて下さい。 「止めろ、ヤメロと煩い奴だな。誰も見ておらぬだろう」 そなたしか。 「闇の森でも、いつもこうして森林浴なさるので?」 従者はどう思っておいででしょうな。 「いつもこうだ。従者は何も言わぬよ。ただ、衣を持って私を待っているだけだ」 そなたと違って、理解ある者ばかりだからな。 「そうですか。ですが、せめて腰に何か巻いて下さい。我が主が見たら卒倒するでしょうから」 鼻血を出しつつ。 「鼻血とな。面白いことをぬかすな。男の裸を見て鼻血を出すそなたの主は、アレか。世間一般に言うホモか」 身の危険だな、それは。 「判っていただけたのなら、私の持ってきた衣を纏って下さい」 出血が多過ぎて、マンドス行きになるかもしれない。 「風を感じるには、衣はいらぬ。自然と触れ合うには、自然な格好が一番だ。そなたが、そなたの主をここに連れてこねば良いこと。何より衣を纏うとむれるのだ」 だから、裸が1番なのだ。 「・・・・・・・もう勝手にして下さい。ですが去る前に、一つ言わせていただきます。もう少し奥で、森林浴をなさられるよう」 双子や夕星の教育上、悪い影響を及ぼしかねない。 「判った、判った。本当にそなたは口煩い奴よ」 エルロンドも苦労するであろうな。 金華公と、闇森王様の、あるヒトトキ。 ↓こんな感じ。 私はここで、グロスラを推薦してみる。 むしろ・・・スランドゥイル様は総受説を唱えてみる。 エルフは本来、暑さや寒さに強いです。(笑) |
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